2009年5月18日月曜日

緋色の国 vol.1

心をまるく切り取ったようにぽっかりと空いており、旅芸人や露天商などはここで53wy rmt商売をすることになっている。
 次の見せ物が始まるまで少し時間があるというので、琉蓮msn rmtリネ2 RMT rmt龍青の二人は馴染みの茶屋に入ってその時刻を待つこ

とにした。店は広場に面しており、旅芸人が見せ物を行っているという小屋もそこからはよく見えた。

「いらっしゃい、琉蓮さま。早速あの一座の噂を聞きつけていらしたのかい?」
 
 優しげな笑顔を浮かべ、茶を運んできたのは茶屋のおかみさんだった。

「あまりにも侍女達が薦めるものだから、一度は見てみようと思って」

「とか言いつつ、商売のネタも探そうとしてるんですよ。息抜きするかと思ったらこれだから……主人が仕事人間だとこ

っちも大変ですよ」

 そう言って茶を啜る龍青に、琉蓮は「……ほう」とまるで品定めでもするかのような冷たい視線を向けた。

「な、何ですか」

 

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